会社からの帰宅時、エンジンをかけるといきなりサイドウインドが下がり始めた。上げても上げても下がる。それも、ガチャガチャと断続的に下がる。最終的に左側は全開で動かなくなり、左側インパネ奥でガラガラ音がし、沈黙した。この間20分。右側は動くが、左側が下がりっぱなしなので困るなあ。また帰宅後、もしやと思って幌を開けようとしたが作動しなかった。

　ネットで調べると、どうやら「ソフトトップコントロールユニット 86500-S2A-003」が壊れたようだ。よくあるトラブルらしい。新品は18,360円で、なんとアマゾンでも買える。

　ヤフオクを当たってみると、中古部品が複数出品されているのだが、「古いクルマから外したものほど安く、新しめのクルマだと高くなる」というシステムのようだ。劣化するのはコンデンサーとかだろうから、まあ妥当なシステムだ。ところが、この部品はシリアルナンバーが明記されている。一番古いクルマから外された、一番安いもののシリアルが２万１千番台。一番高いのが２万５千番台。中間に１万番台のものもある。ということは、一番安いやつは交換済みということだ。

　少し調べてみた。S2000の全世界生産は約11万台。そのうち国内は約2万台。とすると、右ハンドルはおそらく2万＋数千台といったところだろう。この部品は右ハンドルと左ハンドルで違う。比較的最近のブログに交換した記事があったが、それのシリアルが３万５千番台だった。おそらくかなりの確率で壊れているのだろう。

　ということでめでたく一番安い２万１千番台を購入。送料も入れて３千円で済んだ。ディーラーだと３万かなあ。

　作業はわりとかんたんで、インパネ左下のカバーを外して交換するだけ。なお、外したのは３千番台だった。ついでに車速信号を切って、サイドブレーキは半引きする必要があるが、走行中も幌の開閉ができるようにした。サイドブレーキの信号をアースに落とすスイッチを付ければいいのだが、そこまではやらなかった。

　ということで、安く済んで良かった。