解説

ドラムハード 中華スネアスタンド

 最近、中華製ノーブランドのドラムハードウェアやパーツが、アマゾンに多数出ている。知り合いのドラマーがスネアを見せてくれて、このダイキャストフープ、中国製でむちゃ安いんだよ、と教えてくれたのがきっかけだ。バリがあったりするけど、ひとまず使えるとのことだった。調べると、まあいろいろある。SD755Aに付いている、トリックのコピーみたいなスイッチも中華製ノーブランドだ。生徒さん用に改造したキットにも中華製パーツを使った。これが結構イマイチなものがある。固定のあまいブラケットとか。その他、シンバルのスリーブやらなんやらいろいろ買っている。

 で、全く同じものを多くの人が出品してるのね。中国製品輸入ビジネス。同じものが並ぶので、検索が面倒くさい。

 友人宅にドラムセットを一式置こうという話になった。広いリビングにグランドピアノとローズがあり、防音はあまり施されてないが、昼間ならセッションや練習ができるよねってことで。ドラムセットは余っている。しかし、ハードウェアのセットは、自宅防音室に2セット、持ち出し用に1セット使っており、スネアスタンドが足りない。そこで中華製を買ってみた。

 なんと期間限定で、送料込み1,999円。そうは見えない。

 作りはいろいろと雑。ネジの位相が合ってない。ネジもダイキャストの部品に斜めに入っている。ナイロンブッシュに当てるスチールプレートが入ってない。最大の欠陥は、スネアの傾きを調整するネジが、スネアをセットするとアームと干渉して回せないことだ。

 ということで、改造した。といっても、アームの真ん中の軸にある固定ネジの穴位置を変更しただけ。ドリルでがー。作業時間およそ10分。

 ってことで、ちゃんと使えます。

 安いシンバルスタンドを作って欲しいな。これが意外と無いんだよね。このスネアスタンドが1,999円なら、シンバルスタンドは部品点数も少ないし、もっと安くできそう。カノウプスのコピーが2~3,000円なら売れると思う。

 この記事を読んだ業者さんよろしくお願いします。你好多謝。

改造前

改造後

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Last Update : 2021/05/08