解説

ドラムハード 軽量ドラム・ハードウェア 〜その2

 前回の記事はこちら。その続きである。

14年の軽量セット(12.6kg)
 スネアスタンド:   タマ HS-30S 2.5kg
 ハイハットスタンド: タマ HH-35S 3.2kg
 シンバルスタンド:  パール C-53SL 1.7kg x2本 =3.4kg
 スローン(イス):  タマ HT-130 3.5kg

 DWの6000シリーズにウルトラライトというシリーズが追加されたので、変えてみた。

16年の軽量セット(9.6kg)
 スネアスタンド:   DW 6300UL 1.2kg
 ハイハットスタンド: DW 6500UL 2.3kg
 シンバルスタンド:  DW 6710UL 1.3kg x2本 =2.6kg
 スローン(イス):  タマ HT-130 3.5kg

 なんと3kgも軽くなったのだ。特にスネアスタンドとハイハットスタンドは画期的に軽い。

 これでやっていたのだが、ハイハットスタンドが思いっきり揺れるのよ。

 このDW6500ULっていうスタンドは、フラットベースという昔のタイプで、最近のヴィンテージ指向でパールやらDWやらいくつかのメーカーから出ている。  

 グレッグ・ハッチンソンがサカエのエンドーサーで、サカエのフラットベースのハイハットスタンドを使っているが、動画を見ると思いっきり揺れているのに気にしていない。なのでワタクシもやせがまんをしていたのだが、やっぱりつらい。揺れるのはさておき、踏んだときの剛性感も低いのよ。

 ということでどうしたかというと、国産の1980-90年くらいのパイプが細いころのハイハットスタンドを試したのだ。かつ、この年代でも高級機はパイプが太いので、スプリングの調整ができない一番下か下から2番目のヤツ。そいういうのは、ヤフオクでせんえんかにせんえん+送料で買える。結果として、自宅スタジオにはヤマハのHS-510、外出用にはパールのH-700、車載常備用にH-750を選んだ。これらは、軽量化のためにムダなパイプとロッドを切ってある。これによって100gの軽量化ができる。

 それでは今年のセットを発表しよう。

17年の最新軽量セット(10.3kg)
 スネアスタンド:   DW 6300UL 1.2kg
 ハイハットスタンド: パール H-700 3.0kg (パイプカット)
 シンバルスタンド:  DW 6710UL 1.3kg x2本 =2.6kg
 スローン(イス):  タマ HT-130 3.5kg

 残念ながら、0.7kgの重量増となってしまった。しかし、安定感はばっちりだ。また、14年セットのハイハットスタンド、タマHH-35Sでも、パイプとロッドを切れば3kgそこそこだろうから、それでもいいかと思われる。

 ということで、カラダを労りたいあなた、DWの軽量ハードがおすすめです。(ハイハットスタンド除く)

 もうひとつ。パールのシンバルスタンド C-53SL がマイナーチェンジして C-53SLN となった。これで重量が1.7kgから1.4kgになっている。こちらもおすすめかと。値段も半額以下だし。

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Last Update : 2017/01/21