解説

カバーを考える 〜その5 熱帯JAZZ楽団

 カバーばっかりである。ま、もともとカバーをラテン系ビッグバンドのアレンジでやるってのがコンセプトなんだろうけど。

 しかし、ちょっとキビシイな。もっとオリジナルものを聞かせて欲しい。どーにも企画っぽいという印象が否めない。ルパン3世なんか、もともとビッグバンドでしょ。大して変わってないっての。

 さらに、「東京JAZZ 2002」の模様がWOWOWで放映されたのだが、ソロがひどいのよ。なんかの曲のモチーフを持ってくるって手法が多すぎ。たとえば、バリサクのソロでのスモーク・オン・ザ・ウォータ。たまーにならシャレになるけど、立て続けにやられると辟易する。曲がカバーでソロもカバーかい。確かに、JAZZ FESなもんで、そのバンド目当ての聴衆が少ないのかも知れないが、そんなに媚びを売ってどうする。

 ちょっと考え直して欲しいな。もう聴いてやんないぞ。

本日の格言:
 楽屋落ちは最小限に

熱帯JAZZ楽団 IV 〜La Rumba〜 2000
 DUENO DEL SOLAR(Ken Morimura)
 DEAR MR.JONES〜IRONSIDE〜Soul Bossa Nova〜Ai No Corrida(Quincy Jones)
 INVITATION(Kaper - Webster)
 SPLASH!(Hideaki Nakaji)
 ELEVEN(Gil Evans)
 BEGIN THE BEGUINE(Cole Poter)
 LUPIN THE THIRD(Yuji Ohno)
 REUNAN TODOS(Ken Morimura)

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Last Update : 2004/03/19