解説

シンバル シズルを打とう

 シンバルにシズルを打つには、大きく分けて2つのやり方がある。

・トラディショナル
  均等に打つ。ジルジャンの標準だと6個を均等配置する。

・クラスター
  まとめて打つ。

 大坂昌彦さん、エルビン・ジョーンズ、ジェフ・ワッツ、グレッグ・ハッチンソンといったアイドルドラマー達は、メインのライドに2〜4個のシズルを付けており、打ち方はクラスターだ。けっこうへんな位置にきたなく付いていることが多い。みんな自分で打つようだ。

 シズルは数と位置でけっこう音が違う。数が多いとサスティンが短くなる。また、均等打ちの方がサスティンが短いらしい。よって、現代ジャズの方々はサスティンが長めということになる。

 外周からの位置だが、3.5cmが基本らしいが、プロの方々はかなりガタガタに付いている。あんまり気にしなくてもいいのかも。

 シズルの種類もある。

・ジルジャンの

・ボスフォラスの

 ボスフォラスの方が重い。でも、音はあんまり変わらない。音の止まり際がちょっと違うというカンジだ。

 では、クラスターで2個打ってみましょう。

 はい。こんなカンジ。

 シズルの代用品もある。

・プロマークのラトラー

 同社製品にシズラーというのがある。そっちの方が玉が小さい。そんな2種類があるなんて知らずに買ったら、ラトラーだった。ぶーぶー。

 こいつがけっこう響きをミュートしてしまう。なので、自作してみた。


・自作シズラー

 ホームセンターで買ったチェーンと、TAMAのスナッピー用のヒモ。最初はチェーンのみにしてみたけど、ミュートしちゃう。チェーンが短いとシズル感がでない。チェーンを外周に移動するためにひもを付けた。ヒモとチェーンの長さや位置をいろいろやってみた結果、こんなカンジになった。

 さあ、みんなもやってみよう。

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Last Update : 2007/01/02