日程:
2003年2月1日(土)
会場:
ホテルフェアシティ宇都宮 11F
演目:
大きな古時計
前回はかなりの失敗であった。今回はしっかりやらないと。
今回の曲は「大きな古時計」である。披露宴でピアノ演奏を頼まれた友人に、曲は何にしようかと相談された時に、そーいえばオレもあるんだっけとあーだこーだ考えていて出たアイデアである。なるべくなら知っている曲の方が受け入れやすいが、会場には子供から老人までいるのでなかなか選曲が難しいのである。この曲は打ち込みのデータがあるし、昨年のヒットなので旬であろう。平井堅さんありがとう。
基本は以前に打ち込んだモノで、こいつをドラムソロ用にアレンジし直して使う。構成は、入りのソロ(約2分)→曲スタート→中ソロ→曲に戻る→エンディング、という定番である。一番恐ろしいのは、曲に入ったときにオケが出ないことである。前回の「Samba de Tento-Mushi」の時は、前説でクラーベ(ラテンのリズム サンバなどに欠かせない)の解説をし、その時に音楽を流すことでトラブルを回避している。しかし、前回はおハナシで客をつかむことに失敗しており、リスキーなので演奏のみとしたい。そこで、サウンドチェックを兼ねて初めに古時計を思わせるSEを入れることにした。そのためにネットで時計の音を探したのだが、ろくなのが無い。しかたないので、パーカッションからまあ近いかなという音を選択し、シンセパッドを加えてちょっとSFチックなSEを作った。
しかしねー、実際に叩いてみるとBメロのベースラインが良くないんだよね。うまいことドラムとシンクロしない。アレンジが悪いよな、って私か。(T_T) でも直すのは時間的にキビシイのでこのままいこう。
前回の敗因であったクリックだが、今回はヘッドホンアンプとしてオーディオテクニカのAT-HA2を使うことにした。これは、現有の特注ヘッドホンアンプがでかくて重いことから、小さいやつが欲しいなと購入した物である。出力は300mWとやや小さいが、昨日のテストでは充分な音量があることを確認した。とはいえ、かなり歪んでしまう。オーディオ用としてはちょっと出力が足りないかも知れない。しかし、これが前回に間に合っていればなー。悪いのはGE○Mだ。
で、当日を迎えた。
ふう。じゅうたんがふかくて、台車が重いぜ。今回は開演1時間前に到着し、セッティングを開始した。場所はひな壇の左手ピアノの隣と、新郎新婦からよく見える位置だ。クリックはばっちり。サウンドチェックもスムーズにいき、万全である。
出番は余興の1番手。お話しは短めに、曲は「大きな古時計」でふたりで時を刻んでねとかなんとかまとめて演奏に入るのだった。
やはりちゃんとキックがあるといい。前回はDTXだもんね。ちゃんと手元(足元か)で音がでていないとなかなか難しいもんだ。ヒップギグのセッティングも慣れてきて、シンバルで顔が隠れないという、なかなかよい配置になっている。ある友人は、前回はわかりづらかった(ま、クリックを見失ってるからムリもない)が今回はメリハリがあって良かったと言っていた。個人的にも、前回は35%、今回が85%くらいのできだと思う。
ただ「大きな古時計」であることが認知できないという声がずいぶん聞こえた。ま、ムリもない。次回使う時はメロディーラインをわかりやすく直そうと思う。
セット
YAMAHA HIP-GIG 16キック、10,13タム、12スネア
Zildjian Cymbals 16 Aミディアムシンクラッシュ、20 Kカスタムライド、6 Aカスタムスプラッシュ
13 Kハイハット(トップ)、13 Zダイノビートハイハット(ボトム)
Sabian Cymbals 12 AAXスプラッシュ、8 AAXスプラッシュ
DW 5002 ツインペダル
SONY MDプレーヤー
Audio Technica ヘッドホンアンプ AT-HA2