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第15回:N = Neil Larsen

High Gear / Neil Larsen
(ハイ・ギア / ニール・ラーセン 79年)

メンバー:
 Neil Larsen(key), Buzzy Feiton(g), Abraham Laboriel(b), Steve Gadd(ds), Michael Brecker(ts)

収録曲:
 High Gear / Demonette / Futurama / This Time Tomorrow / Nile Crescent / Rio Este / Night Letter

 ニール・ラーセンは60年代後半、盟友バズ・フェイトンとともにバンド、フルムーンを結成。72年に1stアルバム「Full Moon」をリリース。バンドの解散後、グレッグ・オールマン・バンドに参加。78年に1stソロ「Jungle Fever」を発表。そのレコーディングにはバズ・フェイトンも参加し、時のフュージョンブームに乗りヒット作となる。79年の2ndソロ「High Gear」をリリース後AORに転向(?)し、80年に「Larsen Feiten Band」として同名の1stアルバムをリリース。82年の2ndでは、アルバム・タイトルに「Full Moon」の名前を復活。解散後、再びソロ活動を開始し2枚のアルバムを発表。並行して、多くのアーティストのレコーディングに参加している。

 通常、ニール・ラーセンの代表作といえば「ジャングル・フィーバー」という、どポップフュージョンアルバムだ。しかし、ここんとこちょっとした事情からニール・ラーセンを聞き込むことになり、本アルバムってやっぱりいいなと思い始めた。ガッドとエイブを擁するリズム体、ブレッカーのサックスとなかなかかっこよろしい。もちろんニールのオルガンも良いし、バズのくきこきしたギターは特徴的だ。このころのバズはホントにワンパターンな節回しだったのだが、最近のウェックルバンドでは随分違ったアプローチになった。

 学生時代、ラーセン=フェイトンバンドはコピーしてました。

 最近、なにしてんのかな。

Discography

solo
 1978 Jungle Fever
 1979 High Gear
 1987 Through Any Window
 1989 Smooth Talk

Larsen-Feiten Band
 1980 Larsen Feiten Band
 1982 Full Moon


選外:

 The Works / Nik Kershaw
  抜群のコード感覚。ヴィニーファン必聴盤でもある。
  Nik Kershaw(v,g,key,programming)、Vinnie Colaiuta(ds)、
  Paulinho Da Costa(perc)、Phenix Horns 他

 Midnight Madness / Night Ranger
  Rock in America収録。ツインギターが売りのハードポップロック。これでドラムがもう少しかっこよければな。

 Niacin / Niacin
  ちょっと衝撃なデビュー作。ややワンパターンなのが玉に瑕。

 Nevermind / Nirvana
  ポップでグランジ。名作だ。

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Last Update : 2003/09/15