54年生まれ。優れたグルーブが人気を呼び、多くのドラマーがフェイバリット・アーティストとして名前を挙げている。TOTOのドラマーとして有名だが、キャリアのスタートはスタジオ・ミュージシャンであり、TOTO結成以降も数多くの有名アーティストのアルバムに参加している。ディスコグラフィーは71年から始まっている。17才だ。スティーリー・ダンの「Pretzel logic」が74年でハタチ。TOTOの1枚目が78年。お勧めのアルバムはほとんどが80年前後。20代後半が最盛期だろうか。
TOTOの結成は、ボズ・スキャッグスのセッションがきっかけだと言われている。そのバンド名の由来は便器ではなく、エジプトのトート神からとったようだ。ジェフが神学を学んでいて、彼が命名したのだという記憶がある。初来日の前に、「日本のトイレにTOTOって書いてあるから、そこから取ったって言えば受けるぜ」と誰かに吹き込まれて、インタビューで話した内容が喧伝されたようだ。
80年代中盤からはガクっとクレジットが少なくなる。彼らのイスを奪ったのは、そのころ急激に発達したドラムマシンだった。初期の名機「Linn Drums」(画像参照 83年発売)には、ジェフの音がサンプリングされているとの噂だったが、後にガセだと判明する。
92年に亡くなって、もう10年が過ぎた。
お勧めアルバム:
1979 Hydra / TOTO
1982 TOTO IV / TOTO
1980 Airplay / Airplay
1981 Breakin' away / Al Jarreau
1980 Middle man / Boz Scaggs
1982 The nightfly / Donald Fagen
1982 Lite me up / Herbie Hancock
1978 Larry Carlton / Larry Carlton
1981 Rit / Lee Ritenour
1989 Like a prayer / Madonna
1979 Extensions / Manhattan Transfer
1982 Thriller / Michael Jackson
1974 Pretzel logic / Steely Dan
1980 Gaucho / Steely Dan