イベント

97/4/20 青木智仁ベースセミナー at 宇都宮 ロックイン

日程:
 97年4月20日(日)
場所:
 新星堂 ロックイン スポーツ館

まずは講師のプロフィール:

 角松敏生のバンドで有名になる。マーカス・ミラーから、「自分よりマーカス・ミラーだ」と言われたというエピソードを持つスラップ(チョッパー)に長けたベーシストである。角松敏生、杏里、渡辺貞夫、ノブ・ケイン、DIMENSION、自己のバンド SOURCE(CD発売中)、などのレコーディング、ツアーで活躍中。ソロアルバムも「ダブル・フェイス」というタイトルで1枚あり、教則ビデオが3本ある。先月は六本木ピットインで「青木智仁3DAYS」と銘打ち、タワー・オブ・パワー、ブレッカー・ブラザーズ、デヴィッド・サンボーンのコピーバンドをそれぞれ1日ずつ披露した。どれか見たかったな。ちなみに、私は青木智仁モデル(アトリエZ製)のベースを持っている。

 内容はおおむね以下だ。

1)デモ演奏(ビデオにも収録されているソロ曲、今回はドラムは打ち込み)
2)機材紹介
3)質問コーナー
4)受講者代表の演奏とそれに対する批評
5)デモ演奏(同じくビデオから)

 3年ほど前にも、ユニオン通りの楽器店「ラブ・サウンズ」でセミナーをやったときとほぼ同じ構成だった。そのときはドラマーの江口信夫さんとのコンビでデモをやり、私はドラムをお貸ししたおかげで、ずいぶんお話もできたし、レンタル料も貰ったし、青木さんのベース弦も貰うという、いいおもいをしたイベントだった。

トピックス:

・フレットレス、フレッテッド、ポジションを問わず、左手は指4本押え。アコースティック・ベースや他のベーシスト(須藤満、永井敏己などがビデオで解説している)のような3本(人差し、中、小指)はやらない。
・ツーフィンガーの右手人差し、中指の手順は、考えずに出たまま弾く。また、親指は4弦より細い弦には置かない。
・指引きのときのピックアップバランスは、ややフロントを少なくする程度。
・スラップの時の右手はグー。開かない。ピックアップ・フェンス(こう言っていたが、フロントピックアップカバー、マーカス・ミラーやウィル・リーは付けている)に手のひらを当てる感じ。
・弦はステンレス、フレットレスはフラットワウンド。
・フレットレスの時、開放弦は音の違いで使い分け、開放をあえて多用することはない。
・エフェクターはあまり深くかけていない。切ってもあまり変わらないくらいの深さ。

 その他、楽器、機材などはベーマガを見てください。

 全体にビデオで得られる以上のことはそれほど無いという感じだったが、目の前で演奏が見られたので良しとしよう。この青木さん、言葉づかいもていねいで穏やかそうな印象を与えるが、話してみるとちょっと悪っぽくてあくの強そうな人だ。

 ミュージシャンは個性の強い人が多いですね。

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Last Update : 2003/07/02