89年、505の後継機としてフランクフルトショーでデビュー。プジョーのミディアムサルーンとしては初のFFで、405によく似たピニンファリーナデザインの流麗なボディを架装する。リアサスはマルチリンクを採用し、抜群の直進安定性を誇る。PRVのV6ユニットは505の2.8リッターから3.0リッターにスケールアップされ、12バルブと24バルブの2仕様が用意された。
プジョーのフラッグシップであり、フランスでは大統領も公用車として使っていた。99年に607にその座を譲った。
フラッグシップとはいえ、このころのフランス車は質素だ。