オークと呼ばれる木材がある。西洋家具などによく使用されており、ドラム関係でも、スティックやドラムの胴に使われている。
ヤマハの「ドラム放題」というイベントに行き、その時に新しいカタログをもらった。オークカスタム(OAK CUSTOM)というモデルがあるのだが、その説明にオーク(日本名ナラ)とある。あれー、オークって樫(カシ)じゃないのか? ところが調べてみると、オーク=樫ってのは誤訳だそうで、日本の樫は堅すぎて家具などの加工用にほほとんど使われないらしい。よってオークの訳語はナラが適切だということだ。まあ、木材は地方によって微妙に違う。ローズウッドでも、ブラジル産とホンジュラス産でかなり違うもんね。よって、国によって相当する木材を特定するのも難しいようで訳語を探すのもなかなか困難なようだ。
オークのスティックは「ナラ」の「バチ」だね。
ということは、ピノキオはナラ製なのか?
と思いきや「Pinocchio」に「Oak」という材料の特定は無いみたい。ただの「wood」製らしい。ピノキオの日本製リメイク「樫の木モック」からピノキオ=樫という誤解をしていたようだ。そして、「樫の木モック」は「Mock made of Oak」という訳になっている。
「ナラの木モック」だと、なんとなく締まらないな。ってナラさんごめんなさい。