これを聞こう あーわ

第3回:さ行 = スマップ

ウール / スマップ
(Wool / SMAP 97年)

Guest Musician

Drums:
 William "JuJu" House, Dennis Chambers, Vinnie Colaiuta, 神保彰, Omar Hakim, Poogie Bell, 青山純, Barnard Purdie, Dave Weckl
Percussion:
 Ralph McDonald, Bashiri Johnson
Bass:
 James Genus, Will Lee, Victor Bailey, 伊藤広規, Chuck Rainey, John Patitucci
The Stick:
 Tony Levin
Guitar:
 堀越信泰, Michael Campbell, Wah Wah Watson, David T.Walker, Ray Parker Jr., Ira Siegel, Nick Morock, Saito Hideo
Keyboard:
 Jim Beard, Philippe Saisse, 重実徹, Gil Goldstein, 佐々木久美
Vibraphone:
 Jean Baptista Bocle
Tenor Sax:
 Michael Brecker, Bob Berg
Alto Sax:
 John Scarpulla, Jay Beckenstain, Phil Woods, Jake H. Conseption
Baritone Sax:
 John Scarpulla
Trumpet:
 Randy Brecker, John Allmark, Joeseph Giorgirnni, Tony Kadleck, エリック宮城
Trombone:
 John Wheeler, Arai Eiji
Others:
 岩田雅之, CHOKKAKU, 長岡成貢, 松下誠

収録曲
 働く人々 / 気になる / たぶんオーライ / 俺たちに明日はある / 人知れずバトル / A Day in the Life / しようよ / シャンプー3つ / KANSHAして / ポケットに青春のFUN FUN FUN / まったく もう / $10、SHAKE / 青いイナズマ / Don't Cry Baby / はじめての夏 / 雨がやまない / 君が何かを企んでいても / 少し辛い永遠 / どんないいこと / 胸さわぎを頼むよ / Major / 君と僕の6ヶ月 / 君がいない / 突然の夏 / 月に背いて

 メンバー紹介もプロフィールもいらないよね。ああ楽ちん。と思いきや、ゲストミュージシャンが多いよ。(T_T) しかし、いつからプロフィールを書くようになったんだろう。これって結構大変なのよ。海外アーティストなんか英語の資料しか無いことが多いし。

 「これを聞こう」初のベスト盤だ。基本的にこういう音源推奨にベストは禁じ手なのだが、本作はただのベストではない。多くのトラックが、海外ミュージシャンの起用により再録音されているのだ。そのメンバーは前記のように豪華豪華で、特にリズム体がすごい。コンビネーションでは、オマー・ハキムにウィル・リー。バーナード・パーディーとチャック・レイニーのモータウンコンビ。デイブ・ウェックルとジョン・パティトゥッチのチックコリア・エレクトリック・バンドコンビ。青山・伊藤・重実の山下達郎組。ブレッカー・ブラザーズとジェイムズ・ジナス組などなど。ドラマーは、デニチェン、ヴィニー、マーカス・バンドのプージー・ベル。神保さんはいかにも神保なショートソロを聴かせてくれている。さらにはトニー・レビンがスティックを弾いてたりと、完全にプロデューサーが遊んでる。いいなー。こんなレコーディングに同行したいよ。ちょっとギターが渋めかなと思うけどね。

 このように書くと「豪華ミュージシャンが演奏した方がいい」と言っているようだが、必ずしもそうではない。このアルバムや「スマッピーズ」を聞くと玉石混淆であることがわかる。そこは各自で判断して欲しい。また、豪華ミュージシャン曲と比べて打ち込み曲はつまらんといった意見も聞くが、決してそんなことはない。スマップの一部の打ち込み曲は一級品である。CHOKKAKU氏のアレンジは結構好きで、「青いイナズマ」などなどは素晴らしい。スマップのフェイバリット・チューンは「ダイナマイト」でこちらは小森田実のオール打ち込みなのだが、これまたかっこいい。本作に入ってないのが残念だ。

 でも、スマッピーズは退屈。たとえスマップといえど、ボーカルの無いボーカル曲はつまらない。

Discography
 1992 SMAP 001
 1992 SMAP 002
 1993 SMAP 003
 1993 SMAP 004
 1994 SMAP 005
 1994 SMAP 006 〜SEXY SIX〜
 1995 Cool
 1995 SMAP 007 〜Gold Singer
 1995 BOO
 1996 SMAP 008 〜TACO MAX
 1996 Smappies Rhythmsticks
 1996 SMAP 009
 1997 Wool
 1997 SMAP 011 ス
 1998 SMAP 012 〜VIVA AMIGOS!
 1998 La Festa
 1998 Smappies II
 1999 BIRDMAN 〜013
 2000 S map 〜SMAP 014
 2001 Smap Vest
 2001 pamS
 2002 SMAP 015 / Drink! Smap!

選外:

 Collection / PSY.S
  松浦雅也とチャカのなんともいいがたいボーカル。ちょっとイレギュラーだけど本作をセレクト。パラッパ・ラッパー、ウンジャマ・ラミーも松浦作。

 千のナイフ / 坂本龍一
  1stソロ。YMO前夜。香津美も2曲参加。タイトルチューンがむちゃむちゃかっこいい。

 Corner Stones / 佐藤竹善
  カバーアルバム。よくプロデュースされてる。

 IT'S FRIDAY / JADOES
  名曲「フライデー・ナイト」収録の1st。角松敏生がアレンジ、プロデュースを担当。ボーカルの藤沢秀樹は、ミラーボール星に移住しその後地球に帰ってくる。

 SONGS / Sugar Babe
  これ1枚しかないってのが実に惜しい。

 100% / JIMSAKU
  決定打の無いジンサクはこれを。神保・櫻井組がカシオペア在籍中にシャンバラというボーカルバンドを始めて、カシオペア脱退後にそのメンバー達と作ったのがJIMSAKUだが、かなりメンバーを入れ替え、最後は2人だけ。神保さんのドラムはかっこいいんだけど、音楽としてはいまひとつ。いろいろ実験的要素もあって、おもしろいんだけど一般向けではない。ベース・ドラム奏者以外は聞かずともよい?

 MY Self / 須藤あきら
  須藤あきら、衝撃(うそ)のデビューアルバム。名前だけで入れています。義理で3枚買ったけど。。。ややメタルなハードロックかな。読みは「すどうあきら」。本名は須藤「すとう」和美。ちなみに群馬県出身。さあ、みんなで買って、彼女をメジャーにしよう。

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Last Update : 2003/07/21