SONOR Phonic の小径キットを作ったときに、13x9のコンサートタム(シングルヘッド)のタムマウントを使った。残ったのは穴の空いた胴と、ラグとボルトが6個ずつと、フープが1個。どうしようかと思ったが、これでスネアを作ることにした。
まず、ドイツのeBayでラグを6個仕入れた。ドイツだと、ソナーのパーツって結構eBayに出てるんだよね。たまたま6個で出品されていて、6個ってのはかなりハンパな数なので、安く落とせた。スイッチは中古のヤマハとした。フープだが、13インチ6穴のスネア用ボトムって少ないんだね。タマにあったのだが、生産計画が3ヶ月後なんだって。なので、トップ用を買って穴を開けることにした。
深さをどうするかで結構悩んだ。
1) 3インチ:ヘッドの無い側を切れば、全く穴の無い胴が得られるが、表裏のエッジを切らなければならない。
2) 5.5インチ:上下のラグが一直線に並ぶが、穴がエッジにかかる。
3) 6インチ:エッジに穴がかからないのは6インチ以上。
エッジを切るのが、やすりなのでかなり大変。ということで、6インチとした。
ちなみに、カタログスペックだと胴の厚さは9mmのハズなのだが、実測は11mmある。経年変化なのかな。いや、もともとだろうな。
では、作業にはいりましょう。
1) カバリングをはがす。全面接着なので、ゆっくりとはがす。
2) 胴を丸鋸で切る。切り口が焦げるね。
3) エッジを切る。やすりでひたすら削る。
4) タムマウントの穴をエポキシパテで埋める。
5) クリアを吹く。
6) 胴に部品を組むための穴を開ける。
7) 外装として、サンゲツ・リアテックのブビンガを貼る。シグネチャーみたいな感じになるね。
8) パーツを洗浄、クレ・スーパーポリメイトでコーティング、グリスアップ、そして組む。
9) ボトムフープはトップ用なので、左右にそれぞれ2個ずつ穴を開ける。スナッピーはひもを使う。
10) ヘッドを張る。定番のレモのコーテッドだ。スナッピーを組んでできあがり。
なかなかカッコイイね。
では叩いてみましょう。うん。まあまあだね。
1インチ径が小さいと、ちょっとだけセッティングが楽ね。なので、狭いインダルスにはいいかも。でも、ちょっとだけブラシの演奏性が下がるかな。
使っていってみましょう。
SONOR Phonic Snare 13x6
(ソナー フォニック スネア)
サイズ: 13×6
シェル: ビーチ 9プライ11mm
カラー: サンゲツ・リアテック・ブビンガ
フープ: スチール・プレス 1.6mm 6テンション
スイッチ: ヤマハ 片側調整
スナッピー: タマ 20本 内面当たり
ヘッド: 打面 レモ・コーテッド・アンバサダー
裏面 レモ・スネアサイド
年式: 胴は70年代